ニンジャスレイヤーのあれこれを綴るブロゴ

ニンジャとかの話を書きます。

ついに始まったニンジャのアニメイシヨン。その時歴史は動いたのか?

2015年4月16日、ついに配信された「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」

注目度の高かったこの作品、一体どんな物になったのだろうか?

今回は内容についてのあれこれよりも、配信開始により起こった事に重きを置いて記事を書こうとおもう。

勝手な想像や主観が大いに混ざるどころか大半を占めると思うので、狂人の戯言、イタいファンの妄言とでも思って頂きたい。

 

生放送が配信された時に何が起こったか

「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」は、数々の動画サイトで配信されているが、ニコニコ生放送が世界最速配信である。2015年4月16日23時、第1話「ボーン・イン・レッド・ブラック」が配信された。

その結果、何が起こったか。ファンコミュニティ(#njslyrタグ上やTL)で多く見られたのは困惑、幻滅、爆笑、ともすれば怒り。

ちょっとした炎上である。ネオサイタマが炎上するより早くファンコミュニティが炎上してしまった。

何故そうなったか。未見の方はとりあえずここで観てみよう。12分くらいしか無いのですぐ観終わるし。

www.nicovideo.jp

こんな感じのアニメでした。多くのニンジャヘッズ、つまりニンジャスレイヤーという作品のファンたちが原作を読み、それぞれの脳内で構築していた世界観や表現から大きく離れた出来。中には愛が憎しみに代わり荒れ狂う人も…

その後生放送では無い1週間無料の通常の動画も配信開始、動画タグは荒れに荒れ、編集合戦とこちらでもちょっとした炎上である。

 

ファンそれぞれが自分の中で育てたイメージとの剥離

そうなった原因は単純明快。「思ってたのと違う!!」要はこれである。

以前の記事でも少し書いた事があるが、筆者の中のニンジャスレイヤーという作品は「ダークな世界観の中で繰り広げられる笑えて泣けて燃えて萌える総合エンターテイメントな作品」であり「スゲーかっこいい作品」である。

他の多くのニンジャヘッズも大体似たような認識ではないだろうか?あくまで想像でしかないけれど。

なので、アニメも当然そういう物が出来上がる…と思いきや、アレである。数々のプロモーションを行い、たっぷり時間をかけ、出来上がったのがアレだ。

ニンジャスレイヤーという作品に対して強い思い入れがある人にとって「スゲーかっこいい作品」のアニメがあんな感じになった。荒れるのも理解出来る。

筋金入りのファン以外はどう受け止めたのか

さて、元々の原作ファンたちの反応についてここまで書いてきた。では、それ以外。作品の名前は聞いたことがある、アイエエエって奴でしょ?くらいの人達の反応はどうなったのか。

ちょっとTwitterで「ニンジャスレイヤー」をツイート検索してみると、そういった人達の反応が出てくる。

勝手にツイートの引用はしたくないので大体ざっくりとまとめると「ニンジャスレイヤー見たけどなにこれwwwwwwww」「斜め上すぎるだろwwwww」「めっちゃ面白かった」「意味がわからない」等、そんな感じの感想が見られた。

つまり多くの人がゲラゲラ笑いながら観たのである。好意的に。スカムなギャグアニメとして。

この光景って、どこかで見た事があるのだ。

初めてニンジャスレイヤーという作品に触れた時って、どんなだったっけ?

この原作ファン以外のリアクション。見覚えがあるのは当然で同じようなリアクションを「ニンジャスレイヤー」を知り、初めて読んだり非公式Wikiで用語集を読んでみた時の筆者自身のリアクションと同じだった。

当時はもうゲラゲラ笑いながら読んだのだ。マルノウチ・スゴイタカイビルとかはもう出てくる度に吹き出した。

そうやってツッコミを入れたり笑いながら読んでいるうちにふと、「あれ、これって普通に話が面白いしシリアスなんじゃないか…?」とか考えるようになり、いつしかドップリと嵌っていったのだ。

過去最大規模での「初見の笑撃」が起こっている

熱心なファンの反応とよく知らないまま初めて触れた人達の反応、ここには大きな隔たりがあった。もちろん、熱心なファンの中にもゲラゲラ笑いながら観た人も大勢居たし、筆者もゲラゲラ笑いながら観た。何回観ても笑う。筆者は不条理で滅茶苦茶な作品が大好物(ハッピーツリーフレンズとか)なので、もう大のお気に入りである。

第1話の再生回数はこの記事を書いている4/19 15:30時点で646,193再生。Twitter上では初見の人がゲラゲラ笑った感想を述べ、中には「もう10回くらい観てしまった」みたいな人も居る。飯のタネだとばかりに偏向やねつ造を平気で行い扇動を行う事で悪評高い有名ブログなんかも「とんでもないクソアニメ」と騒ぎ立てさらに注目度は高まる。アニメを見て「本当にこんななの?」と書籍を買った人も居た。

この光景、どう見えるだろうか?筆者にはもう原作サイドの目論見通りの大成功の光景にしか見えない。

今まで存在は知っていたが媒体が活字であるからとか、書籍が高いだとか、能動的に作品に触れに行くまでの興味は無かった人達が無料配信のアニメという気軽さに釣られて視聴したのだ。恐らくそれは過去最大規模で。

そして、その中の少なくない数の人がゲラゲラ笑いながら視聴した。毎週追ってくれる人も居るかもしれない。

その毎週追っていく人達の中には過去に筆者が通った第二段階である「あれ?普通に面白くてシリアスなのでは?」に至り、最終的にドップリとハマっていく人も出てくるだろう。

その印象、感想の推移を今後数多く見られると思うと、今非常にワクワクしている。自分が好きな物が他人も好きになってくれるって、嬉しい事だから。

「なんだこれwwww」と笑う最初の段階としての掴みが、第1話でバッチリ決まったのだ。

 

じゃあお前はシリアスで真面目なアニメは見たくなかったのかよ?

そう問われるなら、そりゃあ見たかった。困惑せず最初から受け入れてゲラゲラ笑って観れたのかよ?と問われるなら困惑はした。スキャッターへの4連続イヤーッ!のシーンくらいまでは。

だが、今まで書いたように原作サイドが「間違った日本観や日本語を笑いながら読む」→「実はシリアスな事に段々気付く」→「重厚かつ練られた展開、魅力的なキャラクターにいつしか作品自体にド嵌り」という多くのファンが辿って来た道を、アニメによってもう一度最初から起こそうとしているのなら…

シリアスで真面目に作ったニンジャスレイヤーにはそれが可能だったかどうか、個人的には疑問に思う。もちろん一定数の新規ファンは獲得出来ただろうが、今回のこの作り程のインパクトを、多くの人間に残せただろうか?

シリアスで重厚でありながら、やっぱりトンチキな表現や要素で笑う。その面も間違いなくこの作品の一面なのだから。

結局歴史は動いたのか?

うだうだとまとまりの無い文章で思う事を書き殴って来たが、結局どうだったのか。もちろん先ほど書いた「原作と同じ手順で深くハマらせる為に極力トンチキにした」という狙いは公式が発言した事では無いし、仮にそうだったとしてもこの先にこれこれこういう狙いだったのだ、と語られる事はまず無いだろう。

なのであくまで筆者が実際に1話を見た感想から来た予想である。

で、その予想を前提に考えた場合、多くのアニメで初めて触れた人をおおいに笑わせた事実はとても大きい。この先、1ヵ月先なのか半年先なのか、あるいは2週間後か、「あれ、この作品って…」と多くの視聴者が思い始める時が来るだろう。全話配信が終わった頃には、世間の評価は今現在と全く違った物になっているかもしれない。その瞬間こそ歴史が動いた瞬間とも言えるし、そのための下地がこの第1話で整った。筆者はそう考えている。

まあそうなるとシリアスで重厚なアニメ化を期待していた原作ファンが割を食ったみたいになってしまうのだが、この作品はいつだって予想を裏切り、越えて来た。24話ある内の最初の1話だけで全部を決めつけるのは早計では無いだろうか?この作品はきっとこの先、まだまだしでかすし、あのスタイルのままで、泣きエピソードではきっちり泣かせて来るだろう。

 

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ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン公式サイト

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コミカライズから始めるニンジャスレイヤー 蛇足2

各コミカライズにおけるキャラデザインおまけ

前回の記事で紹介されていない全部のコミカライズに出演したキャラもついでご紹介。

ラオモト・カン

悪のニンジャ組織「ソウカイヤ」首領。ネオサイタマの経済を裏から牛耳る「ネコソギファンド」のCEOという表の肩書きも持つ。

 無印版ラオモト・カン。黄金のメンポにアルマーニのスーツ、侍らすオイラン(劇中で言うところの性産業に従事する女性)は金髪コーカソイド女性を好む。

 

 グラキラ版ラオモト・カン。ギース・ハワードに似ている。ここだけ見ると凄く良い上司だが実際に直属の部下からすれば良いボスなのだろう。悪だけども

 

 キルズ版ラオモト・カン。右のコマに居るニンジャ。特撮的悪の首領なので素顔は全く分からない。が、飛び抜けて「忍者」っぽい

 

ドラゴン・ゲンドーソー

またの名を「ローシ・ニンジャ」。現代最期のリアル・ニンジャ(ニンジャソウルの憑依ではなく修行を経てニンジャとなった者)であり、ニンジャスレイヤーの師。

 

 無印版ゲンドーソー。眉毛が凛々しいおじいちゃん。この「インストラクション・ワン」は後々まで受け継がれるニンジャスレイヤーの戦闘概念のひとつ

 

グラキラ版ゲンドーソー。優しい顔をしている。タッチする手もなんだか優しい

 

 キルズ版ゲンドーソー。死を覚悟した出で立ちなので額には三角の布が当てられている(原作通り)。この技は奥義ポン・パンチ(いわゆる崩拳)

 

ドラゴン・ユカノ

ニンジャスレイヤーの師、ドラゴン・ゲンドーソーの孫娘。そのバストは豊満である。

 無印版ユカノ。胸もそうだが腰の部分が大変ガバッとした事になっている。紐が見える。

 

 グラキラ版ユカノ。BL風でも女の子はカワイイのがグラキラだ。そのバストは豊満である。

 

 キルズ版ユカノ。やっぱり腰の所がガバッとしており紐も見える。リボンがカワイイ。

 

フユコとトチノキ

フジキド・ケンジの最愛の家族。マルノウチ・スゴイタカイビルにて命を落とし、それによりフジキド・ケンジの長い復讐の旅が始まった。

 無印版フユコとトチノキ。優しそうなフユコ、ヤンチャそうなトチノキ。あと前回ここしか出てないと書いたダークニンジャがこっちにも居た

 

 グラキラ版フユコとトチノキ。無印版より若々しく、茶髪だ。トチノキはフユコ似のようだ

 

 キルズ版フユコとトチノキ。なんと巨乳縦セーター幼妻である。どこでこんな子引っ掛けたんだフジキド!トチノキも大変可愛らしい

 

いかがだっただろうか。正直キルズ版のフユコを見せたかったから書いた感も否めなかったが、ニンジャスレイヤーの多様性を今回も感じてもらえたと思う。

もしかしたらこれから先も新たな解釈のコミカライズが増えるかもしれないが、あっと驚くデザインでもニンジャスレイヤーという世界観は揺るがない。

 アニメでも驚くような仕掛けを用意していると思われる。間もなくLAで開催されるアニメエキスポでキービジュアル等が公開されるはずだ、楽しみに待とう。

 

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コミカライズから始めるニンジャスレイヤー 蛇足

メインキャラ三者三様

ニンジャスレイヤー翻訳チームは多様性を大事にしている。書籍版でのキャラクターデザインが正解とか本家とかいう訳では無い。

なので、コミカライズでもけっこうそれぞれの作者が割と自由にデザインしている。

そこで各コミカライズのキャラクターのデザインを比べてみて、その多様性を実感して欲しい。

 

我らが主人公、ニンジャスレイヤー

まずは主人公、ニンジャスレイヤー。

 無印版のニンジャスレイヤー。書籍版に忠実なデザインとなっている。

 

 グラキラ版ニンジャスレイヤー。頭巾が無い…事よりも腰のとこが凄くガバッとしてる。何かが見えそう。

 

 殺(キルズ)版のニンジャスレイヤー。手足の装甲部分が派手、マフラーが二本、メンポ(面頬。忍殺マスクの事)が白地に黒レリーフ

 

ちなみに殺(キルズ)版は背中にも特徴が

 

割とイメージが固定されているニンジャスレイヤーでもここまで多様性が出ている。

 

フジキド・ケンジ

ニンジャスレイヤーの中の人、フジキド・ケンジ。

 

 無印版フジキド。顔が出たのは今のところこのシーンくらいで顔全てはまだ描写されていない。凛々しい眉毛に鋭い目付き。ゲッターロボとかに乗りそうである。

 

 グラキラ版フジキド。平時はちょっとタレ目。セクシーさがある

 

 キルズ版フジキド。ニンジャスレイヤーの時と全然違う顔。恐らくそれも特撮的アレンジなのだろう。あと若い。20代に見える

 

 ナラク・ニンジャ

 家族を殺され、自らも致命傷を負い死にゆくフジキド・ケンジに突如憑依した邪悪なニンジャソウル。憑依後も自我を持ち続ける唯一のニンジャソウル。全ニンジャ抹殺の為なら手段を選ばない。

 

 無印版ナラク。ニンジャスレイヤーと酷似したシルエット。邪悪さが伺える笑みだ

 

 でもお布団かけてくれる

 

 グラキラ版ナラク。若い。そして半裸。

 

 ナラク黙ってろ…

 

キルズ版ナラク。ソウルなので人魂のような姿をしており人型には今のところならない。長い爪の生えた手はあるようだ

 

ダークニンジャ

フジキド・ケンジにとって妻子の直接の仇、ライバル関係であり裏主人公的なポジションでもある。第1部では出番に恵まれない。(書籍版で増えたけど)

 

無印版ダークニンジャ。書籍版に忠実なデザインだ。現在この1コマしか出番が無い。しかもイメージ映像

 

 グラキラ版ダークニンジャ。大胆なアレンジ。性格までアレンジ。CV速水奨がよく似合う

 

 キルズ版ダークニンジャ。これまた大胆なアレンジ。まさに特撮的悪の幹部。ロボっぽさもある

 

このように各コミカライズでは作者の個性が存分に活かされており、そしてちゃんとそのキャラである。

Twitterで #ウキヨエ タグを検索すればファン達の描いた様々な解釈のファンアートが見られる。自由に描いても誰も咎めない。この作品の懐は大きいのだ。

 

 

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コミカライズから始めるニンジャスレイヤー

前回、「今から始めるニンジャスレイヤー」と題した記事を書いた。参考になった人が居たら幸いである。

で、今回はコミカライズ、つまり漫画版から読んでみようというコンセプトである。

実際、「気になるけど活字アレルギーだから…」とか「小説は読むのが面倒だ」という意見を見る事もあった。

大丈夫。今度アニメにもなるし漫画版もある。しかも、3つもある。

 

3つあるコミカライズ版「ニンジャスレイヤー」それぞれの特徴

 まずは一番スタンダードと言えるニンジャスレイヤー

「ニンジャスレイヤー」漫画:余湖裕輝 脚本:田畑由秋

コミックマスターJ」「アクメツ」で知られる余湖・田畑コンビが送るニンジャスレイヤー。

コンプティークコンプエースで連載中。

圧倒的画力と緻密な背景、基本的に書籍版に準じたキャラクターデザイン、原作に沿った展開を守りつつもヘンな擬音をブッ込んで来たりする。そして何故かニンジャスレイヤーが突飛な登場をするエピソードばかり描かれる。そんなニンジャスレイヤー。

通称「コンプ版」とか「無印」と呼ばれる事が多い。

 

書籍版に忠実なデザイン。合いの手が効果音的に使われる

 

現在連載中のエピソード「ラスト・ガール・スタンディング」では女子高生ニンジャ「ヤモト・コキ」の圧倒的「カワイイ」が話題を呼びあまりニンジャスレイヤーを知らない人からの「ヤモトって娘がマジで可愛いんだけど」みたいなツイートを数々生み出した。

 

間違いなく可愛い。上は親友のアサリ

 

現在単行本2巻まで発売中だ。

ニンジャスレイヤー (2)~ラスト・ガール・スタンディング (イチ)~ (カドカワコミックス・エース)

ニンジャスレイヤー (2)~ラスト・ガール・スタンディング (イチ)~ (カドカワコミックス・エース)

 

 原作でも超人気エピソードである「ラスト・ガール・スタンディング」も恐らく間もなく完結、次回のエピソードは原作の全エピソード(一部例外有り)から投票で決めるという前代未聞の展開を見せている。つまり現在まで第1部のエピソードを連載していたのに次だけいきなり第3部のエピソードを掲載する事も有り得るのだ。どうやって漫画のみの読者に説明するんだろう…

で、このコミカライズであるが無料で読める。最新話だけ無料とか前半だけ無料とかそういう事ではなく、今まで連載された全ての話が無料で読める。

最初は雑誌発売日前くらいに前半部だけ無料で公開する予定だったらしいのだが、編集者O野K太郎氏の「それはニンジャスレイヤーの精神に反する」という鶴の一声で無料公開となった。

Twitterでの公開は@njslyr_ukiyoeにて行われており、コンプティーク発売日前の毎月10日前くらいにその月に掲載される作品の前半、発売日くらいに後半が公開される。

過去の分はTogetterにもまとめられている。

が、もちろん無料公開だけでは商売にならないので、もし面白かったら雑誌なり単行本を買うなりして欲しい。この先も読めるように。いや、本当にお願いしますね…

 

そして2つ目(公開順だと3つ目なのだが)のコミカライズが

ニンジャスレイヤー殺(キルズ) 作:関根光太郎

である。新人漫画家の関根光太郎がその新人離れした画力とメカ描写の上手さを買われて(と、私は思っている)この作品でデビューとなる。

この殺(キルズ)は特撮的アレンジが加えられ、デザインも独自性が高くアクションもド派手、オリジナリティの高いメカやギミック、そして何故かコミックボンボンの漫画っぽさを感じる、そんなニンジャスレイヤー。

ニコニコ静画のWEB漫画サイト「水曜日のシリウス」内にて隔週連載中(6月は休止しており次回は7月より再開)。

 

特撮的なアレンジを加えているというだけあって、決めポーズはバシバシ決まるし必殺技を繰り出せば派手に爆発する。

また、ストーリーその物のアレンジも大胆に加えられている。

 

度々描写される満月が印象的

 

 バシッと決まるキメポーズ、そして背景で爆発。特撮である。

 

このコミカライズもまた無料で全て公開されており、ニコニコのアカウントが無くとも公開日の夜には月刊少年シリウス公式Twitterアカウントにて、水曜日のシリウスでの更新日の夜20時辺りから実況の為の公開が行われている。

この殺(キルズ)は原作の時系列で一番最初のエピソードにあたる「ボーン・イン・レッドブラック」(書籍版第1巻限定エピソード)から始まるので、まずはこのコミカライズから読むとニンジャスレイヤー誕生の経緯や復讐に至る背景が理解出来るだろう。

現在の所まだ単行本は発売されていないが、休載中の6月に単行本作業をしていると予想されており、近々発表されるかもしれない。

 

そして3つめのコミカライズ(発表順だと本当は2番目)が

ニンジャスレイヤーグラマラスキラーズ 作:さおとめあげは

である。所謂「BL作家」であるさおとめあげはの描く新感覚のニンジャ活劇。翻訳チーム曰く「法外なコミカライズ」であるこのグラマラスキラーズ(通称グラキラ)。文章量が多くなってしまったので紹介を最後に回した。(オチにしている訳じゃないですよ)

このグラマラスキラーズは大胆過ぎるキャラデザインのアレンジ、原作では決して描かれない敵ニンジャ同士のユウジョウやそれ以上の何か、そして猥褻は一切無いが、グッドルッキングなニンジャとニンジャの顔が近い!(単行本オビより)そんなニンジャスレイヤー。

 

猥褻は一切無い。無いったら無い

 

さて、このコミカライズだがアクションは描き慣れていない作者の為かアクションシーンでは流石に前者2組には敵わないものの、ここぞという時の止め絵は非常に美しい。

コミカライズ第2段がこういう作風という事で、発表時にはファン全体が動揺と困惑に包まれたのは言うまでも無い。

だが公開が進むに連れ、当初の困惑はどこへやら、今や殆どのファンに受け入れられ、実況も大盛り上りである。

 

それは何故か?

その理由は、あえて敵のニンジャを主軸に原作ではただ無慈悲に殺されるだけだった場面に独特のシーンを追加して心理描写を深めているとか、あまりにも大胆、というか常人では思いつかないようなキャラデザインといった所にあるかもしれない。

 

この衝撃のデザインは #ミュルミドン というハッシュタグを生み出した(この気の触れたバイクに乗った?なった?ニンジャがミュルミドン)

 

このグラマラスキラーズは女性向けコミック誌B's-LOG COMICS」にて連載中であり、毎月の発売日辺りにはビズログのマスコットキャラ(の割には本誌のどこにも姿が無いらしい)であるトキメキさんがTwitterにて本編を公開している。これまた無料だ。

 

最後に紹介したこの耽美なコミカライズ、人によっては「こういうのはちょっと…」とか「こっち系統はいらない」という人も居るだろう。それを責めるつもりは全く無い。むしろそういう人が居て当たり前だ。

だがしかし、もしそういう人の中で、書籍版や本編にドハマりし、読み込んだという人が居たならどうかグラマラスキラーズの存在を思い出し、一度読んでみて欲しい。

そこには貴方が当初感じた違和感等を超えて伝わる面白さや腑に落ちる感覚を覚える事だろう。

 

ちなみに、最初に紹介したコミカライズが1部から3部に飛ぶ可能性について「どう説明するんだろう」と疑問を呈したが、このコミカライズでは1部をちょちょっとやった後何の前触れも無く3部の話を始めた。ロックである。だが、本編を読み込んだ後に読むと、全くもって納得の行く進み方なのだ。

何故なら、1部で描いたエピソードで登場したニンジャの3部での活躍を描いているからだ。つまり主人公であるニンジャスレイヤーを差し置いて、ヒュージシュリケンというキャラの一代記として描いているのである。

 

無料で読めるんだしとりあえず読んでみよう

ここまで現在展開されている3種類のコミカライズを紹介してきた。

どれも無料で過去の分も含めて全て無料で読める事だし、一度読んでみて欲しい。予備知識無しで読むのなら、時系列での最初のエピソードから始まる「殺(キルズ)」からが入りやすいだろうか?無印版は入門向けと言われている「マシン・オブ・ヴェンジェンス」から始まっているものの、原作と同じく時系列がシャッフルされているので多少面食らうかもしれない。グラキラは元々こういう系統が好きな人ならむしろこのコミカライズを切っ掛けにニンジャスレイヤーの世界に飛び込めるだろう。実際そういう女性ファンも見られる。

そして、もし、面白い!継続して読みたい!という気持ちになったら、単行本や掲載誌を買って応援して頂きたい。

次回はコミカライズについての蛇足というか、おまけみたいな短い記事を書こうと思っていますのでよろしければそちらもよろしくお願いします。

 

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今から始めるニンジャスレイヤー

アニメ化も決まり一気に知名度の上がってきたサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」

知名度が高まるにつれてよく見かけるのが「ニンジャスレイヤー読んでみたいけどどこから読めば良いの?」「なんか色々出てるから手を出し辛い」といった声だ。

なのでここでは「今から始めるニンジャスレイヤー」と銘打ってあくまで個人的なニンジャスレイヤーという作品への入り方を紹介していこうと思う。

もちろんこれから紹介する方法がベストという訳ではなく、ニンジャスレイヤーはどこから読んでも面白いエンターテイメント作品なので、当然各々適当に読んでも良いだろう。

 

このニンジャスレイヤーという作品の面白さや世界観の説明等は非公式Wikiや他のニンジャヘッズ(ニンジャスレイヤーファンの呼称)のブログで触れられると思うのでここではあまり触れない事にする。

 

ニンジャスレイヤーは基本的に無料で全部読めます

 ニンジャスレイヤーという作品はTwitterで連載されている小説であり、現在では第3部「不滅のニンジャソウル」が連載中である。

公式アカウント@NJSLYRにて週に数度リアルタイム翻訳が行われており、実況用タグ #NJSLYR でニンジャヘッズたちが実況し楽しさを共有している。

もちろんこの公式アカウントをすぐさまフォローして現行エピソードから読んでも良いのだが、やはりある程度予備知識が欲しいという人も多いだろう。

 ニンジャスレイヤーの今までのエピソードは全てTogetterにまとめられており(なんとニンジャスレイヤーのカテゴリーもある)、いつでも無料で読める。

しかし、Togetterでは読みにくいという人も居るだろう。そんな人にはスマートフォン用のアプリを強くお勧めしたい。

androidの人には「Njslyr Reader

iPhoneの人には「NJRecalls

が有志により開発、配信されておりこれさえあればぐっと読みやすくなるはずである。

現在書籍版も第1部「ネオサイタマ炎上編」が全4冊、第2部「キョート殺伐都市編」が5冊(全部で8冊予定)発売されている。

書籍版は全体的に加筆や修正が行われており、「KEY MAN」のわらいなくによるアートワークも楽しめる。また書籍版限定翻訳のエピソードも楽しめる。

 

だがなんせ厚いしデカい。値段も興味本位で入るにはちょっと躊躇する人も見受けられる1200円(税抜き)である。ここで尻込みしてしまう人も居るようだ。

しかし上記の通りニンジャスレイヤーは無料でほぼ全部読める。書籍版限定エピソードも本筋の間を埋めるような話が多いので知らなくても問題は無い。

なのでまずは無料で読み、気に入ったら書籍版を買ってみると良いと思う。

 

個人的にお勧めする読み始め方

ニンジャスレイヤー翻訳チームがこの作品のリアルタイム翻訳を始めたのが2010年7月24日、ゼロ・トレラント・サンスイから始まったこの壮大なサーガは、今や膨大な数のエピソードとなっている。最初から全部読むと思うと気の遠くなる人も居るだろう。

ということであくまで個人的にお勧めする入り方

第2部から読み始める

という事を提案したい。

勿論第1部も面白い。相当に面白い。今でも人気上位のエピソードも有る。

しかし第1部は人によっては中盤ちょっとダレる。エピソード毎のつながりがあまり無く、ニンジャスレイヤーの基本スタイルである「何か出来事が起こり(起)、それが進展し(承)、ニンジャが出てきて(ニンジャ)、ニンジャスレイヤーが殺す(結)」という起承ニンジャ結のパターンが多いからだろう。

そこで第2部からのスタートである。第2部「キョート殺伐都市」編は孤独な復讐者ニンジャスレイヤーに徐々に仲間と呼べる者が集まってきたり、エピソード同士の繋がりも大きく、伏線の貼り方と回収の妙味も凄い。そして割と数エピソードに渡って生き残る魅力的なキャラクターたちも多い。

もし第2部を読んでいて心に残ったキャラが居たなら、非公式Wikiからキャラクターを検索し、1部に登場エピソードがあればそれを読んでみるというつまみ食いもお勧めだ。

 

第1部を読まないと分からない部分とか有るんじゃない?と心配する人も居るかもしれないが、1部では「妻子を殺された復讐としてソウカイヤというニンジャ組織を壊滅させたが直接の仇には逃げられた」事だけ知っていればさほど問題は無い。

それに第2部でガッチリ心を掴まれていけば、自然と第1部も読み始めるはずだ。

これはTogetterやアプリで読むのでも書籍を買って読むのでも両方お勧め出来る。書籍版第2部1巻、「ザイバツ強襲!」から買うのであればちょっと高いと思う人も居るかもしれないが是非ドラマCD付き特装版を買って欲しい。このドラマCDの出来がまた物凄いのだ。(ドラマCDに入っているのは第1部のエピソード2本)

 

ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!【ドラマCD付特装版】

ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!【ドラマCD付特装版】

 

 

 この物凄い出来のドラマCDを聞けば、来たるアニメ版ニンジャスレイヤーがどういう感じになるのか想像出来るだろう。ドラマCDで「ヤモト=サンがカワイイ!」とか「ダークニンジャ=サンかっこいい!」とか思ったなら非公式Wikiの各キャラページから登場エピソードを読んでいく、そういうのもまた楽しい。

 

Togetterやアプリで読む場合、非公式Wikiの「掲載順まとめ」の順番に読む、「時系列順」に読む、と2種類の読み方があるが、掲載順に読めば時系列シャッフルならではの「えっ誰だよこのニンジャ当たり前に居るけど!」とか「あの時こういう事になってたのか!」のような驚きが味わえるが、やはり入りやすさを重視するならば「時系列順」だろうか?

ただし、時系列順の順番はあくまで有志ファンによる予測の部分も多いため、必ずしも完全に時系列順では無い事を覚えておいて頂きたい。

 

 こうしていく内に2部を全部読みきった、という人が居るならきっともうこの作品の虜となっているはずだ。私も2部最終章をリアルタイム実況し「この作品が終わるその時まで付いていこう!」と心に決めたものだ。

 

ここまで「2部から入る」という入り方を提案してきたが、私も実際こういう入り方というか、1部は美味しいところだけつまみ食いしつつ、2部を掲載順に読んでいった。そしてハマった。そりゃもうこんなに小説にハマったのは始めてだってくらいの勢いでハマった。

なのでこの入り方は実はかなり個人的な思い入れが込めれらていたりするので、あくまで参考程度にして頂きたい。

 

個人的、という話をすると私は「今川泰宏監督作品(Gガンダムとかジャイアントロボとか)」や「特撮ヒーロー作品」、「時代劇」をこよなく愛しているので、この辺の作品やジャンルが好き、という人なら私と同じくハマれると強く思う。

 

さて、ニンジャスレイヤーはメディアミックスとしてコミカライズ版もなんと3バージョン出ている。それの紹介もこの際しようと思ったのだが、一緒にやるとあまりにも長くなってしまうので、コミカライズから始めるニンジャスレイヤー、みたいなのを次回は書いていこうと思う。

 

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どうせなら/正しく使おう/忍殺語

「忍殺語」という言葉をご存知だろうか?

忍殺語とはTwitter小説「ニンジャスレイヤー」内での独特の言葉である。

「アイエエエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」とかそういうのを見た事があるかもしれないが、これが所謂「忍殺語」である。

そのキャッチーさと見た者の腹筋を抉る面白さでつい使ってしまう。という人も居るはずだ。

しかし「忍殺語」のつもりで使っていても微妙に間違って使っている人が非常に多い。

作品を読み進めていけば間違って使ってる事に気付けるはずだが、文体が訳分からないし活字だし読む気がしないとか、本が高いとかでなかなか読む気がしないという意見も見られる。

実際はみんなが思ってるよりずっと読みやすいし無料で全部読めるんだけどね…

それはともかく、真似するだけでネタになって楽しい「忍殺語」、せっかくだから正しく使ってみませんか?というのが本記事のコンセプトである。

 

意外と間違って使ってる人が多い「忍殺語」

「ニンジャスレイヤー」という作品が知名度を増すに連れて、「忍殺語」もまた作品本編以上に有名になっている。

前述した「アイエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」とか「ドーモ、○○=サン」とかそういった言葉だ。

まるで英語を機械翻訳にかけたような珍妙な日本語(実際は機械翻訳にかけた文とは全然違うというか高度な日本語力を持っていてあえてああしてるんだけど)は一見しただけで異質さが伝わり例えるならゾマホンとかボビー・オロゴンのような面白さがある。

なので面白いからといってよく知らないまま使った結果間違った使い方をしている人が非常に多い。

ニンジャヘッズと呼ばれるニンジャスレイヤーという作品のファンはそういうのを見かけると非常にもやっとした気分になる。露出が増えるし結果ファンが増える可能性があるから非常に嬉しい半面、もやっとする人も居る。

なので、せっかくだから正しく使って作品のファンからも支持されつつ楽しく使いませんか?

 

よく有る間違い1「片言で喋る」

よく見られる間違いにこういう文が有る。

「ドーモ、○○=サン、ニンジャスレイヤーデス。」

この書き方は間違いである。

どこが問題かと言うと最後の「デス」である。多分この使い方をする人はニンジャスレイヤーという小説がアメリカ人原作という事で登場人物が片言で喋っているというイメージによる物だろう。

だがニンジャスレイヤーという作品は日本が舞台であり登場人物の殆どが日本人である。

なので片言で喋るキャラは非常に少ない、というか片言の日本語で喋るキャラはモブ以外だと今までの全エピソード通しても恐らく一人くらいしか(ロボットのようにカタカナで喋るキャラや翻訳装置を使ってるせいで変な日本語で喋るキャラも居るが)居ない。

なので正しくは「ニンジャスレイヤーです。」である。

 
「=」は人名を呼ぶ際の敬称である「サン」の前だけ

同じくらいよく見るのが「=」の使い方の間違いだ。

ニンジャスレイヤー内では「=」は基本的に敬称の前にしか使われない。

だが何故か「ヤモト=コキ」のように苗字と名前の区切りとかカタカナ語が連続する時の区切りに「=」が使われているのを多く見かける。

苗字と名前の区切りやカタカナ語複数組み合わされた言葉の単語毎の区切りには基本的に中黒、「・」を使おう。

「=はサンの前だけ、他の区切りは・を使う」

これだけ気を付ければかなり「それっぽく」なるはずだ。

 

「忍殺語」の代名詞、「アイエエエエエ!」について

ニンジャスレイヤーという作品内でよく出てくる「アイエエエエエ!」という悲鳴。面白いですよね。

これはアメコミ等でも見られる「AIEEEEEEE!!」という悲鳴を独自の表現で翻訳したもの。本来発音的には「アィィィィィィ!」のような感じなのだが、あえてローマ字読みで翻訳した事で独特の面白さ、個性が生まれている。

が、これについては「アイェェェ!」みたいにエを小さくしてしまう人が後を絶たない。ぶっちゃけ音にすると大差無いんだけどニンジャヘッズはこれを見るともやっとする人が多い。

なのでアイエエエエって言いたい時は全部大文字で書くと良いんじゃないかな。

 

なんでもかんでもカタカナにすれ良いってもんじゃない

 ニンジャスレイヤーという作品内ではカタカナで書かれている単語が非常に多い。一般的にカタカナで書かれる言葉は勿論の事

「ドーモ」、「カロウシ」、「オタッシャデー」のように本来日本語で書くとすれば漢字や平仮名で書くべき言葉がカタカナで書かれている。

だが、なんでもかんでもカタカナで書かれている訳ではなく、あくまで個人的な考察になるがニンジャスレイヤー内では

「日本語にはあるが英語に訳す事が出来ない言葉」、「日本独自の文化や精神性に関わる言葉」、「そもそも原語版(英語)でもローマ字日本語表記されている言葉」

カタカナ語として翻訳されていると思われる。

なので、なんでもかんでもカタカナで書くよりは「いかにも日本的」とか「これ英語に出来るの?」みたいな部分だけカタカナで書くと雰囲気(忍殺語でアトモスフィア)が出ると思う。

 

地名はカタカナで(ただし岡山県を除く)

ニンジャスレイヤーで登場する地名はネオサイタマ(埼玉)、キョート・リパブリック(京都)、トットリーヴィル(鳥取)、ドサンコ・ウェイストランド(北海道)のように地名がカタカナ+αで描かれる事が多い(岡山県だけは岡山県表記)。

なので自分の住んでいるところをネタにする場合はカタカナ地名+なんらかの英語で書くと「それっぽい」だろう(ただし岡山県岡山県と書こう)

せっかくだから本編も読んで欲しいなー

以上の事を踏まえればかなりそれっぽい忍殺語を書けるだろうと思う。

実際に作中で出てくる単語や言葉等は非公式Wiki用語集のページで確認出来る。作品を知らない人はこのページを読むだけでも楽しいと思う。

だが忍殺語を面白い言葉としてガンガン消費していくのも良いが、せっかく接点が有るのだから本編も読んでみてもらいたい。

独特の翻訳による珍妙な日本語ばかりが有名になるが、作品自体は本来シリアスな展開、本格的サイバーパンク世界観に加え多岐に渡るジャンル、個性的なキャラ、燃えるし萌えるし泣けて笑えるエンターテインメントな作品である。

 

アニメ化もする事だし、この機会に本編を知り一足早くニンジャスレイヤーの世界に足を踏み入れてくれるなら幸いである。

 

ホントに面白いからさ…ホントに…

 

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